前回の「いにしえのバイヤーさんStory① こだわり編」に続き、今回はダメダメ編です。
今でこそ大好きなことが仕事となっていますが、そもそも、大学を卒業して入った百貨店の仕事は、本当に自分がやりたいことではありませんでした。
自身のキャリアを振り返る作業を重ねるうちに、かつては自信が持てず、嫌いだった、「流されやすい自分」という存在が、現在の自分の仕事へつながり、むしろ強みになっているのだと理解できるようになりました。
そんな私の“ダメが多かった”ストーリーを書いていきたいと思います。
催事部希望で百貨店に入社するも婦人服の部署に
キャリアのスタートは、都内百貨店。
大好きだった『三島由紀夫展』を開催した百貨店であることから、催事の部署を希望して入社。
ですが、まったく希望していない婦人服の部署に配属。
花形の部署ではありましたが、売り場に立ちっぱなしで足がパンパン……
洋服を売る仕事が、本当に自分がやりたかった仕事なのだろうか? と自問自答する毎日。
友人からガツンと言われたこと
そんなグタグタな日々を続ける中、大学院に進んだ友人から言われた言葉に、脳天を撃ち抜かれるほどの衝撃を受けます。
「仕事を変えたい、と言っても何も行動しないんだから、りえこ(いにしえのバイヤーさんの名前)は本当に何かを変えたいわけじゃないんだよ。私はどうしてもやりたい勉強があって、どうしても大学院に行きたかったからそれを実現するために死ぬほど勉強して行動したよ」
あまりに正論過ぎてショックを受けました。でもすぐに、
「あなたは勉強ができるし、専門性はあるし忍耐力もある。とにかく周りの人から一目置かれる人だもの」
と反論。ダメっぷり全開です。
当然と言えば当然の一撃
「いいんじゃない? りえこはそのままで。今の実力に合ってるんだよ」
もう、立ち上がれないくらいに落ち込みました。
確かに、
「楽しいことだけやっていたいし」「継続は力なりって何?」
というのがこれまでの基本スタンス。
そんな私ですから自分の力ではどうにもならない部署移動を願ったり、結構な労力を使う転職を!とはなりませんでした。
でも変わりたいと願った私は、まずは今いる部署で、良くなることを考えて行動してみよう、そう思うようになったんです。
いやー、読んでいただいたダメっぷり、書いていて恥ずかしいことこの上ない!
今回はこのくらいにして、次回「いにしえのバイヤーさんStory③ 売れる"機"を学ぶ編」で名誉挽回と行きたいところです。
全然関係ない話ですが、これを書いていて、まだまだ学生の頃のことを思い出しました。
筋肉少○帯の「踊〇ダメ人間」という曲がリリースされた時に、ラジオ(懐かしい!)でダメ人間フェスティバルという公開収録をやったのですが、自分がどれだけダメ人間かハガキに書いて応募して見事「ダメ人間認定」された過去。
いそいそとラジオ局まで行きまして、そのダメっぷりを大槻ケ〇ヂさまの口から日本全国に晒されました。
というところで、今回も読んでいただきありがとうございました。
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